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K君が歌った!みんなのおかげだよ!

 投稿者:kei  投稿日:2013年 2月17日(日)17時05分49秒
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  今年から第3日曜日の午前中、市の福祉会館4階から歌声が流れている。
曲目「見上げてごらん夜の星を」を夏のアーツフェスタ「幕を下ろすな!5」のラストシーンで歌うことになり、これに出演するダウン症の人たちと演劇教室の子どもたちとの合同稽古が始まったからだ。
昨年夏から始めている発声訓練だが、母音のアイウエオがなかなか発音出来ずに困っていた。劇団内で普通にやっている訓練では全く先が見えてこないのだ。保護者の方からは気長にやってもらえばいいと逆に気遣ってもらい恐縮と焦燥の日々が続いていた。
そこで思いついたのが演劇の舞台へ出演してもらい、大勢の前で声を出してもらうことだった。
その稽古を1月からスタートした。そこに演劇教室の子供達を入れてみんなで声を出すことにした。初回はやはり声を出すのは子供達だけで終わる。だが、いつもの発声訓練では見られなかった開放感があったのは勇気づけとなった。
二回目の今日、いつものように歌唱指導のHがやさしくリードしながら稽古を開始する。
幾度も同じ箇所を稽古しながら次第に彼らを解放していく。
そして最後に歌い始めた時だった。突如少女達の澄んだ声に混じって野太い男性の声が聞こえたのだ!!。
その瞬間、私は何が起きたのかわからなかった。覗き込むとダウンのK君が歌っていたのだ。あれほど声を出すことを拒否していたK君のその声は部屋に響き渡るほど大きくはっきりと出ていた。その瞬間、胸にこみあげるものがありあわてて場を離れたが歌声は最後まで途絶えることなく続いたのだった。
聞くのは人一倍好きな音楽だが自ら発するのが苦手な私は、音楽による訓練の効果を軽視していたのは事実だ。だがみんなと一緒に声を出して歌うということがどんなに素敵で効果的か初めて実感させられた一日となった。母親とK君の手を握りしめながらサングラスで隠していたが私は涙目になっていた。
 
 
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