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荒木さん はじめまして
私の鼻くくりの方法はとてもシンプルです。ワイヤーのくくり輪っかをつくり3メートルほどの木や竹の先にとりつけ、イノシシの目の前に持っていきます。
イノシシは鼻ではね飛ばしたりしますが、食いつくことが多いのです。そのとき上あごに輪っかを突き込んで上あごをくくるわけです。
こう書くとかんたんでしょう?ここから細かく書いていきます。
輪っかは絞め殺し、締まったものが戻らないくくりをつくります。輪っかの大きさは約二十センチ。木、竹の竿は先端に割れ目を鉈やナイフでつくります。ここに輪っかの手前のワイヤーを止めます。それから手前になるワイヤーは竿にくるくると巻き付けます。
それから、イノシシの目の前に持って行き、噛ませるわけです。鼻くくりと言いますが、上あごくくりと言った方がわかりやすい?まあ、すべってきて最終的に鼻をくくるようになることも多いです。
それから竿に巻き付けたワイヤーをほどいてから、近くの木に固定するわけです。この際、できるだけイノシシを引っ張りつけてから固定しないといけません。こうして足と鼻との2点固定できれば安心してトドメを刺すことが出来ます。
この作業をする上で、最も気を付けないといけないのは、足を括っているワイヤーがキンクしていないかどうか、ワイヤーが傷んでいないかを確認し、イノシシの足がちぎれそうになったりしていないかどうかを先ず確認することです。鼻はくくったわ、足くくりが外れたわではとんでもないことになります。
お気をつけて試してみてください。
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